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市場調査会社の選び方


■市場調査会社を選ぶ場合
 市場調査といっても様々な側面からのアプローチがあります。
 ユーザーニーズ調査、産業構造調査、販売チャネル調査、競合調査、出店調査、製品競争力調査など事業運営に必要な情報を収集・分析するのはすべて市場調査と言えます。
 弊社「市場展望の丘・市場調査会社リンク」ではWeb上で調べた217社(2007年04月09日現在)の市場調査会社をリンクさせていただきました。これ以外にも市場調査を標榜する企業は多数存在しますが、実際は本業が別にあって市場調査も手がけているという企業も多いと思います。
 しかし市場調査は片手間でできるような甘い仕事ではありません。中にはWeb情報や一般書籍から情報を抜粋してきて、これが市場の実態ですと報告書を提供するような企業もあります。もちろんWeb情報、マスコミ情報も重要な情報源であることは確かです。ところがこれらの情報をベースに業界を取材していくと、まったく違った結果が出てくることも多いのです。これをお読みになっているあなたも、自分の仕事に関連する業界の記事を見て、え〜、違っているよ、本当かよ?...という経験をされたことがあると思います。そういうことが間々あります。
 アンケート調査も同じように片手間仕事ではありません。アンケートなんて自分で聞きたいことを羅列して、あとは300件以上できるだけたくさん回収できればいいと思っている人も多いと思います。アンケートは回収したデータをどのように読むのか、分析するのかというのが重要な作業になります。アンケートの設計、サンプリングがいいかげんだと、そのデータから何も読み取れないということになります。鮮度の落ちたマグロではどんなに腕のいい職人でもうまい寿司は握れません。しかし新鮮な良いネタがあれば、極論すれば素人でもおいしい寿司になるのではないでしょうか。似たようなことがアンケートにも言えます。
 そこで市場調査会社を選ぶ場合、やはり市場調査を専業にしている、もしくはメインにしている企業を選択することが、費用対効果の満足につながるものと考えます。

■会社の実績を見る
 市場調査会社にも得意分野があります。大手の総合調査会社でも、消費者調査系、産業構造調査系、流通チャネル調査系、信用調査系とでも言えるような違いがあります。中堅以下になるとIT系、自動車系、流通系、医薬品系など特化しています。さらに携帯電話だけ、パソコンだけといったさらにニッチな市場を対象にしている調査会社もあります。
 また調査方法では、アンケート調査、グループインタビュー、企業インタビューなどやはり得意とするものがあります。
 こうしたたくさんの調査会社を見るときはやはり実績が大きな目安になります。Web情報ではその調査会社のすべての実績が公開されているわけではないので、それだけで判断はできないのですが、それでも参考になります。
 直接問い合わせて過去の実績、既刊レポートなどを見てその実力を判断するのがいいと思います。その際大切なのはそのレポートの内容が優れているかどうかを見極める力が判断する側に必要だということです。

■会社の規模より人
 調査会社の規模が大きいと、それだけ幅広い多くの情報を持っているので、特定分野の市場調査でも周辺情報を関連付けて分析できるという強みがあります。例えばパソコン本体のユーザー調査でも、既存の業界情報や周辺機器の情報と絡めて分析できるということです。
 一方、特定分野に特化した調査会社は大手以上に特定情報を保有しているので、周辺情報等はすでに持っている場合は非常に効果的だと思います。
 しかし会社の規模よりもっと大切なものがあります。それは調査を担当する人です。大手市場調査会社ならいつも同じ品質の調査結果が得られるかというと、私の経験からはそうでもないと感じています。むしろ調査を担当する人が同じであれば、違う分野の調査でも同じ品質の調査結果が得られると思います。
 デザイン会社等と似たようなところがあります。優秀なデザイナーがいれば、会社の規模はあまり関係ないでしょう。もちろん大手のデザイン会社には優秀なデザイナーが多いと言うのも事実でしょうが。
 優秀な調査マン、リサーチャーと出会うことができれば効果的な調査結果を長期的に得ることができます。





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